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ユーザ登録ページのカスタマイズ

エンタイトルメントの作成時にユーザ登録を「Mandatory（必須）」または「Optional（任意）」と指定した場合、エンドユーザが自分の EID を使用して Sentinel EMS にログインし、プロダクト／スイートをアクティベーションする際にユーザ登録ページが表示されます。EMS のデフォルトのユーザ登録ページはカスタマイズ可能です。

デフォルトのユーザ登録ページのカスタマイズ

デフォルトのユーザ登録ページをカスタマイズするためには、ファイル %EMSSERVER_HOME%\webapps\ems\WEB-INF\jsp\RegisterUser.jsp を編集します。このファイルには、[Contact details]ページの[Email ID]および[Password]フィールドの値と、インストール時に作成したいくつかの Contact テンプレート属性が保存されています。

ユーザ登録ページの作成／既存のユーザ登録ページの変更

ユーザ登録ページには、[Contact details]ページに表示されるすべてのフィールドを使用できます。ただし、ユーザ登録ページの作成／編集時に[Email ID]および[Password]フィールドを必ず含めなければなりません。[Contact details]ページのフィールドを追加する場合は、『Sentinel EMS Web Services Guide』の「Register End User」の項に記載されている、使用可能なフィールド、対応するリクエストパラメータ名、そのデータタイプのリストを参照してください。

[Contact details]ページに表示されないフィールドを追加したい場合は、次の手順に従います。

ステップ 1： EMS でのカスタム属性の作成

• EMS ポータルに管理者権限でログインします。
• [Configure]→[Template]を選択します。
• [New]をクリックします。[Add Attribute]ポップアップウィンドウが表示されます。
• [Template]ドロップダウンリストから[Contact]を選択します。
• [Attribute Name]フィールドに属性名を入力します。

例： Alternate Email Id

• [Data Type]ドロップダウンリストで、属性のデータタイプを選択します。選択可能なオプションは、String、Date、Numeric、および Boolean です。

例： STRING

• [Default Value]フィールドに、属性のデフォルト値を指定します。
• [Description]フィールドに、属性についての追加情報を入力できます。
• 属性をオプション属性として定義する場合は、[Optional]チェックボックスをオンにします。属性を必須として定義する場合は、このチェックボックスをオフにします。

例： チェックボックスをオフにします。

• [Regular Expression]フィールドに、パターン制約を指定します。EMSサーバは、指定されたパターン制約に基づきユーザ入力を検証します。

例： 次の正規表現は、入力されたEmail IDが有効かどうかを検証します。

^([a-zA-Z0-9_\-\.]+)@((\[[0-9]{1,3}\.[0-9]{1,3}\.[0-9]{1,3}\.)|(([a-zA-Z0-9\-]+\.)+))([a-zA-Z]{2,4}|[0-9]{1,3})(\]?)$

• [Save]をクリックします。
• 作成する各属性について、上記の手順を繰り返します。

ステップ 2： ユーザ登録ページ（HTML）の作成／編集

• ユーザ登録のための HTMLページを作成します。

または

EMS のデフォルトのユーザ登録ページを使用する場合は、ファイル %EMSSERVER_HOME%\webapps\ems\WEB-INF\jsp\RegisterUser.jsp を編集します。

• EMS の事前定義属性およびカスタム属性と同じフィールド名を使用します。前述の「ステップ1」の例では、属性名は「Alternate Email Id」でした。
• すべてのフィールドについて Javaスクリプトバリデーション（該当する場合）を HTML にインクルードします。別の方法として、EMS の Javaスクリプトバリデーションを次のように使用できます。

<input type="text" name ="ALternate Email Id" ems_constraint="{required:true, regExp:[^A-B0-9]}" />

上記のコードの中でハイライトされたパラメータ値を各属性の実際の値で置き換えます。

• name は、属性名で置き換えます。
• required パラメータには、true または false を指定します。
• regExp パラメータには、 前述の「ステップ1」で定義された属性の正規表現を指定します。

入力コントロールのいずれかで ems_constraint が与えられた場合は、ems_constraint も、指定された値に応じて Javaスクリプトで検証されます。

例： ユーザ登録ページに「Alternate Email Id」を含めるための　HTML　コードスニペットは次のとおりです。

<input id="alternateEmailAddress" name="Alternate Email Address" type="text" emsConstraints="{required:true,maxLength:100,regExp:'^([a-zA-Z0-9_\\-\\.]+)@((\\[[0-9]{1,3}\\.[0-9]{1,3}\\.[0-9]{1,3}\\.)|(([a-zA-Z0-9\\-]+\\.)+))([a-zA-Z]{2,4}|[0-9]{1,3})(\\]?)$'}" />

これにより、ユーザ登録ページに[Alternate Email Address]フィールドが表示されます。このフィールドは必須フィールドとして指定されます。

デフォルトのユーザ登録ページをカスタマイズする場合、以下の手順 4~7 は必要ありません。

• ファイル RegisterUser.js の JS 参照を HTMLページにインクルードします。この JS ファイルの Web参照は次のとおりです。

  http://<Host Name>:<port>/ems/js/RegisterUser.js

RegisterUser.js は、Javaスクリプトバリデーション（該当する場合）を実行してデータを EMSサーバにポストするために必要です。

• RegisterUser.js は、ユーザ登録データを EMSサーバにポストするためにメソッド postData を提供します。このメソッドは次の 2 つのパラメータを受け入れます。
• formName： HTMLページのフォームの名前／ID。
• uri： EMSサーバにデータをポストするための URL。
• ファイル ems.properties （%EMSSERVER_HOME%\webapps\ems\WEB-INF\classes にある）を編集して次のプロパティに値を設定します。
• userRegistrationFileName： ユーザ登録ページを開くための URL を指定します。
• userRegistrationResponseHandlerURL： ユーザ登録の完了後に表示するページの URL を指定します。
• レスポンスは次のとおりです。
• 成功の場合：　 ユーザは userRegistrationResponseHandlerURL で指定された URL にリダイレクトされます。クエリ文字列として「saved=true」と「contId」の 2 つのパラメータが含まれます。エンドユーザが EID を使用してログインした場合は、クエリ文字列にパラメータ「entId」も返されます。
• 失敗の場合： ユーザはプロパティファイルのパラメータ userRegistrationFileName で指定されたページにリダイレクトされます。クエリ文字列として「saved=false」と「message」の 2 つのパラメータが含まれます。
Sentinel EMS を WebLogic 上にデプロイしている場合、カスタマイズを行うためには ems.war ファイルを生成してデプロイしなければなりません。 WebLogic の場合の .war ファイルの生成を参照してください。

登録されたエンドユーザ情報の表示

Sentinel EMSポータルで、[Customer]メニューの[Show All Contacts]をクリックします。リストから Contact を選択します。下ペインの[Contact Details]タブに、エンドユーザの Eメールアドレスが表示されます。[Custom Attributes]リンクをクリックします。それにより、エンドユーザの登録情報すべてが表示されます。