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Administration Console によるプロパティの構成

Sentinel EMS の Administration Console は、Sentinel EMS Server の各種プロパティの構成・管理を行うための Webベースのグラフィカルユーザインターフェースです。Administration Console は、Super User のロールを持つユーザが使用できます。

Administration Console にアクセスするには、Sentinel EMS ポータルに admin としてログインします。Sentinel EMS ポータルにログイン後、[Configure] →[Administration Console]をクリックします。

または

(Sentinel EMS Server コンピュータで) [スタート]メニューから [すべてのプログラム]→[SafeNet Sentinel]→[Sentinel EMS]→[Administration Console]を選択します。

以下に記載された設定変更を行った後、変更が反映されるまで最大30分お待ちください。または、変更をすぐに反映させるためには、Sentinel EMS Service/Server を再起動してください。
EMS が WebLogic 上にデプロイされている場合は、以下に記載された設定変更を行った後、変更を反映させるために EMS を再起動する必要があります。
Windows 8 環境で Sentinel EMS のオプションにアクセスする方法については、 Windows 8 でのショートカットの作成を参照してください。

編集できるフィールドはグループに分類されています。各フィールドの説明については、以下を参照してください。

[EMS Database Details](読み取り専用)

このページは、データベースの詳細が表示される読み取り専用ページです。データベースの詳細を編集する方法については、 データベース設定の構成を参照してください。

[Outgoing E-mail Server Settings]

Eメール送信サーバ(SMTP)とその他の Eメール関連プロパティを設定します。

フィールド 説明
SMTP Host Eメール送信サーバの IPアドレス。
SMTP Port

SMTPポート。

デフォルト値: 25

User Name Eメールユーザ名。認証された Eメールサーバから Eメールを送信するために使用されます。
Password Eメールユーザ名に対応するパスワード。
Sender E-mail

すべての Eメールはこのアドレスから送信されます。

デフォルト値: ems@entitlementpublisher.com

Sender Name Eメールに表示される送信者名。
Start TLS

TLS(Transport Layer Security)を有効にします。

TLS は、ユーザ名やパスワードなどのデータをインターネット上でやり取りする際にコードに変換する方法で、データをセキュアに保護します。Eメール配信では、TLS はまずメールサーバへの非セキュア接続を確立してから、データの送信時にセキュア接続に格上げします。

デフォルト設定: オフ

[Entitlement Certificate E-mail Settings]

フィールド 説明
E-mail Required?

エンタイトルメントの作成時に Eメールを送信するかどうかを指定します。

  • [NO]- Eメールを送信しません。
  • [REQUIRED]- Eメールの送信を試みて送信に失敗した場合、オペレーションは失敗となります。
  • [DESIRED]- Eメールの送信を試みて送信に失敗した場合でも、オペレーションは成功となります。
Sender E-mail この Eメールアドレスから Entitlement Certificate (エンタイトルメント証明書)を送信します。
Sender Name Eメールに表示される送信者名。
CC Entitlement Certificate(エンタイトルメント証明書)の Eメールを、このアドレスに CC で送信します。
BCC Entitlement Certificate(エンタイトルメント証明書)の Eメールを、このアドレスに BCC で送信します。

[License Certificate E-mail Settings]

フィールド 説明
E-mail Required?

ライセンスの生成時に Eメールを送信するかどうかを指定します。

  • [NO]- Eメールを送信しません。
  • [REQUIRED]- Eメールの送信を試みて送信に失敗した場合、オペレーションは失敗となります。
  • [DESIRED]- Eメールの送信を試みて送信に失敗した場合でも、オペレーションは成功となります。
Sender E-mail この Eメールアドレスから License Certificate(ライセンス証明書)を送信します。
Sender Name Eメールに表示される送信者名。
CC License Certificate(ライセンス証明書)の Eメールを、このアドレスに CC で送信します。
BCC License Certificate(ライセンス証明書)の Eメールを、このアドレスに BCC で送信します。
License File Name RMS

RMSライセンスファイルの名前。

デフォルト値: lservrc

[Contact Certificate E-mail Settings]

フィールド 説明
E-mail Required?

エンドユーザの登録時に Eメールを送信するかどうかを指定します。

  • [NO]- Eメールを送信しません。
  • [REQUIRED]- Eメールの送信を試みて送信に失敗した場合、オペレーションは失敗となります。
  • [DESIRED]- Eメールの送信を試みて送信に失敗した場合でも、オペレーションは成功となります。
Sender E-mail このEメール アドレスから Contact証明書を送信します。
Sender Name Eメールに表示される送信者名。
CC Contact証明書の Eメールを、このアドレスに CC で送信します。
BCC Contact証明書の Eメールを、このアドレスに BCC で送信します。

[Technical Support Contacts]

次のプロパティは、Sentinel EMS によって送信されるすべての Eメールに適用されます。Eメール本文の最後にデータが付加されます。

フィールド 説明
Support Team Name 送信される各 Eメールに表示されるサポート部署名。
E-mail 送信される各 Eメールに表示されるサポート用 Eメールアドレス。
Phone 送信される各 Eメールに表示されるサポート用電話番号。

[Entitlement Configuration]

フィールド 説明
Line Item Quantity Specifies 1 回のアクティベーションで消費されるラインアイテムの数量。オプションは、[Number of Activations]、[Seat Count]、および[Both]です。
Default Enforcement エンフォースメント名。詳細については Sentinel EMS へのサードパーティエンフォースメントプロダクトの追加を参照してください。
Copy License end Date from Line Item

ライセンスの終了日をラインアイテムの終了日と同じにしたい場合は、このオプションをオンにします。

[SSL and HTTP(S) Port Details]

このページは、SSL のステータスとポート情報が表示される読み取り専用ページです。SSL とポートの情報を編集する方法については、 SSL およびポートの構成を参照してください。

[General Configuration]

フィールド 説明
Max Records per Page (Web Services)

Webサービス呼び出しによって返されるレコードの最大数を指定します。

デフォルト値: 200

Max Concurrent Requests per URL

Sentinel EMSポータルの各 URL に対する、1 つの IPアドレスからの同時リクエストの最大許容数。このプロパティに適切な数値を設定することにより、DoS(Denial-of-Service)攻撃からポータルを保護できます。

デフォルト値: 100

Theme

EMS で使用される GUI のテーマ。独自のテーマで置き換えることができます。GUI のカスタマイズ方法については、

GUI のカスタマイズ を参照してください。

デフォルト値: blackGolden

Customer Portal URL

生成された Entitlement Certificate(エンタイトルメント証明書)に表示されるカスタマーポータルの URL。これは、カスタマーポータルとベンダポータルが別々のコンピュータ上に存在して同じデータベースを指す場合に有用です。その場合、このプロパティを使用して、Entitlement Certificate(エンタイトルメント証明書)で使用される URL を指定します。

Show Associated Downloads Sentinel EMSポータルでのダウンロード管理のための[Associated Downloads]機能を有効にします。このプロパティがオフになっている場合、[Associated Downloads]機能は無効になります。

[Revocation Configuration]

フィールド 説明
Allow Revocation このオプションをオンにした場合は、デフォルトで[Create Entitlement]ページの[Allow Revocation]チェックボックスがオンになります。
Auto Confirm Revocation

このオプションがオンになっているときにリボケーションチケットがアップロードされた場合、すべてのリボケーションの確認が自動で行われます。ISV はリボケーションの実行確認/拒否を手動で行う必要はありません。

Sentinel RMS Revoke Proof Reqd リボケーションの実行時に Sentinel RMS のリボケーションチケットが要求されることを指定します。
Create End User Revocation Tool Link

Sentinel EMS にエンドユーザ向けツールへのリンクを作成することを指定します。

[Revocation Request E-mail Configuration]
Email Required?

リボケーションリクエストの Eメールを送信するかどうかを指定します。

  • [NO]- Eメールを送信しません。
  • [REQUIRED]- Eメールの送信を試みて送信に失敗した場合、オペレーションは失敗となります。
  • [DESIRED]- Eメールの送信を試みて送信に失敗した場合でも、オペレーションは成功となります。
Sender E-mail この Eメールアドレスからリボケーションリクエストの Eメールを送信します。
Sender Name Eメールに表示される送信者名。
CC リボケーションリクエストの Eメールを、このアドレスに CC で送信します。
BCC リボケーションリクエストの Eメールを、このアドレスに BCC で送信します。
[Revocation Proof E-mail Configuration]
Email Required?

リボケーションチケット受領の Eメールを送信するかどうかを指定します。

  • [NO]- Eメールを送信しません。
  • [REQUIRED]- Eメールの送信を試みて送信に失敗した場合、オペレーションは失敗となります。
  • [DESIRED]- Eメールの送信を試みて送信に失敗した場合でも、オペレーションは成功となります。
Sender E-mail この Eメールアドレスからリボケーションチケット受領の Eメールを送信します。
Sender Name Eメールに表示される送信者名。
CC リボケーションチケット受領の Eメールを、このアドレスに CC で送信します。
BCC リボケーションチケット受領の Eメールを、このアドレスに BCC で送信します。
[Revocation Proof Confirmation E-mail Configuration]
Email Required?

リボケーション確認の Eメールを送信するかどうかを指定します。

  • [NO]- Eメールを送信しません。
  • [REQUIRED]- Eメールの送信を試みて送信に失敗した場合、オペレーションは失敗となります。
  • [DESIRED]- Eメールの送信を試みて送信に失敗した場合でも、オペレーションは成功となります。
Sender E-mail この Eメールアドレスからリボケーション確認の Eメールを送信します。
Sender Name Eメールに表示される送信者名。
CC

リボケーション確認の Eメールを、このアドレスに CC で送信します。

BCC リボケーション確認の Eメールを、このアドレスに BCC で送信します。
[Revocation Proof Rejection E-mail Configuration]
Email Required?

リボケーション拒否の Eメールを送信するかどうかを指定します。

  • [NO]- Eメールを送信しません。
  • [REQUIRED]- Eメールの送信を試みて送信に失敗した場合、オペレーションは失敗となります。
  • [DESIRED]- Eメールの送信を試みて送信に失敗した場合でも、オペレーションは成功となります。
Sender E-mail この Eメールアドレスからリボケーション拒否の Eメールを送信します。
Sender Name Eメールに表示される送信者名。
CC

リボケーション拒否の Eメールを、このアドレスに CC で送信します。

BCC リボケーション拒否の Eメールを、このアドレスに BCC で送信します。

[CC]および[BCC]フィールドに複数の Eメールアドレスを指定するには、各 Eメールアドレスをセミコロン(;)で区切ります。

[Batch Configuration]

フィールド 説明
Time Out (in ms):

バッチ処理がタイムアウトするまでの時間(ミリ秒)。

デフォルト値: 1800000

Manual Recovery Period (in ms)

手動リカバリが行われるまでの時間(ミリ秒)。

デフォルト値: 300000

Entitlement Count Limit

バッチで作成できるエンタイトルメントの最大数。50000 以下でなければなりません。

デフォルト値: 10000

Thread Count

ジョブの同時実行に使用できるスレッドの数。

デフォルト値: 5

Thread Priority

スレッドの優先順位。1~10の整数です。

デフォルト値: 4

[Default Interval between Start Dates and End Dates (in Days)]

フィールド 説明
Entitlement

エンタイトルメントのデフォルトの終了日を計算するためにエンタイトルメントの開始日に追加される日数。デフォルトの終了日は、エンタイトルメントの作成時にエンタイトルメントの終了日が指定されない場合に使用されます。

Line Item

ラインアイテムのデフォルトの終了日を計算するためにラインアイテムの開始日に追加される日数。デフォルトの終了日は、ラインアイテムの作成時にラインアイテムの終了日が指定されない場合に使用されます。

Line Item Renewal

ラインアイテムのデフォルトの更新終了日を計算するためにラインアイテムの更新開始日に追加される日数。デフォルトの更新終了日は、ラインアイテムの更新時にラインアイテムの更新終了日が指定されない場合に使用されます。

User Login

ユーザのデフォルトのログイン有効期限日を計算するためにユーザのログイン開始日に追加される日数。デフォルトのログイン有効期限日は、ユーザの作成時にユーザのログイン有効期限日が指定されない場合に使用されます。

[Active Directory Configuration Details](読み取り専用)

このページは、Active Directory の構成が表示される読み取り専用ページです。Active Directory の構成を編集する方法については、Active Directory 統合 を参照してください。

フィールド 説明
Host Active Directory のホストを指定する IPアドレス。
Port Active Directory のポート番号。Active Directory のデフォルトの非 SSLポートは 389、デフォルトの SSLポートは 636 です。
User Name Active Directory アカウントのユーザ名。
Password Active Directory アカウントのパスワード。
Base DN Active Directory ツリーの最上位の識別名(DN)。Base DN のフォーマットは次のとおりです。 CN=users,DC=host,DC=domain
Authentication Enabled Active Directory を用いる認証が有効になっているかどうかを示します。
Authorization Enabled Active Directory を用いるオーソリゼーションが有効になっているかどうかを示します。
SSL Enabled SSL が Active Directory で有効になっているかどうかを示します。このチェックボックスは、SSL が有効になっている場合に表示されてオンになります。

[Upload Sentinel RMS DLLs](RMS 8.5 DLL のサポート)

次の DLL ファイルは Sentinel RMS 実装環境に固有のファイルです。これらのファイルは Sentinel EMS でライセンス生成に必要です。

Sentinel EMS がインストールされているコンピュータで Sentinel RMS SDK(ソフトウェア開発キット)の最新版が使用可能になっている場合、インストーラは必要な DLL ファイルを自動検出します。ただし次の場合は、DLL ファイルを手動でアップロードする必要があります。

DLL ファイルをアップロードするには、次の手順を実行します。

  1. Administration Console で、[Sentinel RMS DLLs]ペインをクリックして展開します。
  2. [Browse]をクリックして DLL を選択します。
  3. [Save]をクリックします。
  4. Sentinel EMS Service/Server を再起動します。

アクションボタン

次のアクションボタンがページの下部にあります。

ボタン 説明
Test SMTP 提供された SMTPサーバ情報が正しいかどうかを検証します。
Test Email 指定された Eメールアドレス宛にテストEメールを送信します。このボタンは、有効な SMTPサーバ情報が提供されている場合にのみ、機能します。
Save 入力されたデータを保存します。
Reload ページを最新の情報に更新します。現在のページで未保存のデータは消失します。

Contact証明書、エンタイトルメント証明書、ライセンス証明書の Eメールの件名の変更

Administration Console には、以下に記載された Eメールの件名を編集するためのオプションはありません。それはローカライズの問題と関係しているためです。Eメールの件名を変更するためには、次のファイルに手動で値を設定する必要があります。

%EMS_HOME%\EMSServer\webapps\ems\WEB-INF\classes\messages.properties

次の表は、件名を設定するためのプロパティを示しています。

件名 プロパティ デフォルト値
Entitlement certificate e-mail entCertEmailSubject EMS - Entitlement Certificate
License certificate e-mail licCertEmailSubject EMS - License Certificate
Contact certificate e-mail contCertEmailSubject EMS - User Registration

 

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